男の世界 91.10.5

はじめまして。今日から登場することになりました。まだ、社会人とし
ての経験が浅い私ですが、24歳の目を通して、見たこと、感じたこと
をストレートに書いていこうと思います。どうぞ、よろしくお願いしま
す。初めてテレビの画面に出て以来、早いもので半年がたちましたが、
研修中は様々なスポーツを見学に行きました。もちろん、プロ野球のそ
のひとつです。
実は、何を隠そう、私がプロ野球を”ナマ”で見たのは、その時が初め
てだったのです。見るもの、聞くもの、すべてが私の予想をはるかに超
えていてビックリ仰天することばかり。右往左往の毎日でした。中でも
一番驚いたのは、周りが「みんな男性」であるということです。人に笑
われそうですが、私はずっと女の集団の中で生活してきたので、男の世
界に対して免疫ができていません」。中学、高校は女子校。大学は共学
ながら、男子生徒は全体の7分の1しかいませんでした。それに加え、
私は身長が1メートル54。お世辞にも、大きいとは言えません。それ
どころか、体格の良い選手に前に立たれると、目の前がすべて”壁”と
なることは日常茶飯事です。
上司とともに、ロッテ・金田監督のところへあいさつに伺った時のこと
。座っていた監督が、突然立ち上がりました。と、その時、監督のあま
りの背の高さに私は思わず「怖い・・・」と小さく叫んでしまい、「誰
が怖いって?」と冗談まじりに怒られたこともありました。
それにしても、球場で見る野球がこんなにもエキサイティングなものだ
とは、この仕事に就くまで知りませんでした。白球を追い、額に汗する
姿はとても輝いていますし、「一球入魂」という言葉の重さもわかるよ
うになりました。その一球が試合の運命を決めるという時は、ピンと張
り詰めた空気が球場全体を包んで、息苦しくなることさえあります。球
場には、ドラマがあるんですね。これからも、さまざまなスポーツのド
ラマを感じ続けたいと思います。