みなさんは「YAWARAちゃん」こと、田村亮子ちゃんのことをご存じで
すか。先日、アジア選手権を前にした彼女にインタビューするために、
私は、福岡に行ってきました。亮子ちゃんが通う福岡工大付属高校は高
台にある近代的な素晴しい学校。柔道部の稽古場は、校舎の向かい側に
あり、大きな道場でした。すると、稽古場前に立っている私たちに向か
って、コーラを片手に手を振っている女子生徒がいるではないですか。
「えっ、この小さな女性は?」「えっ、もしかして・・・」「えーっ、
この子が!」と、まるで”え”の三段活用のようになってしまいました
が、本当に驚きました。なんと、亮子ちゃんだったのです。
髪の毛をゴムでちょこんと束ねた彼女は、瞳がキラキラと輝いていて、
笑顔のとってもかわいい子。こんな亮子ちゃんのどこに、試合のときの
パワーが隠されているのでしょうか。
練習のメニューは、彼女のために特別に組まれたもの。かなりハードな
メニューとなっています。でも、亮子ちゃんは表情ひとつ変えず、黙々
と練習をしています。そこにいるのは、私たちに手を振ってくれたあど
けない16歳の女の子ではなく、試合の時に見せる、真剣な表情の”女
闘士”でした。
練習後、インタビューをすることになり、別室に来てもらいました。す
ると、髪の毛をしばるゴムの色が練習中とは違うのです。練習の時は紺
色でしたが、今度は緑色にゴムで2ヵ所、かわいく束ねていました。
そして、鏡の前で前髪を一生懸命に直しています。鎌田監督に「何をし
てる!」と言われて、「えへ、ちょっと、身だしなみ」と答える亮子ち
ゃん 。練習後はやっぱり、16歳のかわいい女の子でした。
先日のアジア選手権は、3位という残念な結果に終わってしまいました
が、次の福岡国際での活躍を期待しています。
最後に亮子ちゃん本人の言葉をお借りして「柔の道は一日にして成ら
ず」ガンバレ、YAWARAちゃん。