92年1月11日 『友情・親友』


最近、「真の友情」ということがクローズアップされています。
女性誌は、本当の友情・友人とは何かを特集し、親友ができない理由を分析まで
しています。また、人気女優さんの主演で始まったドラマは、恋愛はもちろんですが
それ以外の大切な物として、友情にかなりポイントを置いたストーリー展開になって
います。でも、なぜこんなにも友情が取り上げられるのでしょう。そのひとつとして
現代の学歴社会が挙げられるような気がします。

過度な競争意識や優劣関係が強調されるあまり、友情・親友という大切なことが、
学生の間ではおざなりにされているようなのです。

ところで、あなたには何人、親友と呼べる人がいますか。
こう聞かれて、何十人と名前を挙げる人は少ないはず。互いに、本当の胸の内を
明かせる人なんて、そうそういないものですよね。

でも、この親友の基準って、はっきりした定義があるわけではないし、個人差もあり
難しい問題です。私の場合は、こんな親友のあり方を学びました。

これは、ある本で読んだのですが「人の心は、2つの扉を持っている」というので
す。1つは、ノックをすれば誰でも簡単に入れる木の扉。そしてもう1つが鉄の扉。

鉄の扉は、ノックをしても、なかなか内側まで聞こえませんし、重いので開けるのも
大変です。でも、この扉の内側に入れる人こそ”あなたの真の友人”だと言うので
す。このたとえには、思わず納得してしまいました。

ところで、私は昔、この鉄の扉から閉め出されてしまったことがあります。
本当に、お互いにかけがえのない親友でしたが、ちょっとした誤解が元となり、
口もきかなくなってしまいました。きちんと話せばいいのに、”あうんの呼吸”
で、私のことはわかるはず、と思ってしまったのが間違いでした。

真の友人が注目される今、親友という存在に甘えず、相手に自分の気持ちをはっきり
伝えることを忘れないようにしたいものです。