この19日、いよいよ熱き氷上の戦い、銀盤の女王を決めるフィギュア
スケート女子のプログラムがスタートしました。深夜の開始でしたが、
テレビに釘付けになった方も多かったのではないでしょうか。そして、
あの伊藤みどり選手が、金メダルを獲得することに期待を寄せたことと
思います。
女子シングルは、カタリナ・ビット(旧東ドイツ)が引退した後、世界
選手権の優勝者が毎年変わる戦国時代を迎えています。
サラエボ、カルガリーと連勝したビット。彼女の活躍していた頃は、技
術もさることながら、芸術性により比重を置いたスケーティングが主流
でした。カルガリーでビットが選んだ題材はカルメン。4分間のスケー
ティング、彼女は、氷上で炎のように燃える情熱の華、カルメンそのも
のでした。
その流れを変えたのが、伊藤みどり選手。彼女のスケーティングの第一
印象は”うさぎ”。リンク狭しと跳びはねる姿は、流れるようなスケー
ティングが主流であった女子シングルに、新風を吹き込みました。
そして、今。時代はジャンプ合戦。3回転半を跳べるのは、伊藤選手と
トーニャ・ハーディングの2人。フランスのボナリーは4回転を跳ぶこ
とができます。伊藤選手のライバルと言われるクリスティ・ヤマグチ(
米国)は、トリプルアクセルが跳べません。
伊藤選手が、6種類の3回転をすべて決めれば、金メダルは間違いない
と思われました。でも、OPの結果は皆さんもご存じの通り、伊藤選手は
4位に終わり、自力優勝はなくなってしまいました。試合当日の練習で
、 トリプルルッツを含むジャンプを、まったく練習しなかったというこ
とも原因でしょうが、もっと大きな何かが彼女を苦しめているようです
。それは、メダルの重圧?
でも、現在のジャンプのフィギュアの女王は、確実に伊藤選手。この原
稿はフリーの結果が出る前に書いていますが、伊藤選手には周囲に惑わ
されず、自分で満足のできるスケーティングで、最後の五輪を飾ってほ
しいですね。