国立郵便博物館
National Postal Museum
1st StとMassachusetts Ave.NE
Open Hours 10:00-17:30
(202)357-2700
National Postal Museum Infomation page
切手好きの人にはお薦め、それが郵便博物館。アメリカの郵便発達の歴史を、ジオラマ等で学習する事が出来ます。ユニオン駅のすぐ隣り、という場所の便利さもお薦めする点の一つ。では、内部を少しご紹介しましょう・・・。
1993年の夏にスミソニアン協会から独立した、というまだ新しい博物館。建物自体はそれまでも郵便局として使用していた建物なので、私書箱のコーナーがそのまま残っていたりします。そこがまた、博物館のテーマに沿っていてグッド。駅に一番近い入り口が博物館への入り口。反対側は本物の?郵便局への入り口。中央はビア・ホールへの入り口、と(変・・・)入り口は3つ。どこから入っても博物館には行けるようですが?

博物館に入って、まず目につく実物大の展示の一つがこれ。
博物館はこの建物の地下にあります。他の博物館と比べると、全体がとてもコンパクトなので、2時間もあれば充分展示内容は見られるのでは?地下へのエスカレーターを降りて、すぐ左手が記念切手等の販売コーナー、右側は郵便博物館を始めとした、スミソニアングッズが買えるコーナーがあります。帰る前にはここをちょっと覗いてみてはいかがでしょう?
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さて。肝心の展示内容は、というと・・・。アメリカに”郵便”という手段が登場したきっかけがまず紹介されています。1673年、当時のアメリカに於いては、紙は輸入に頼っていて、しかもとても高価。切手や封筒が使われるようになるのは、さらに170年も先の事・・・。もちろん、Mail
BoxもなければNY-Boston間の道さえ開けていなかったそう。
そんな1673年の始め。Francis LovelaceというNYとNJの知事がNY-Boston間の郵便サービスをスタートさせました。全行程268マイルの旅。この道はのちにKing's
Best Highway、Boston Post Road、そして現在の呼び名U.S Route1として人々に親しまれています。この道の当時の険しさがジオラマで少し再現されているのですが・・。まさに獣道〜!!暗くてこわい〜!!鳥や狼などの鳴き声も加わって、怖さ倍増〜〜。ちょっと一人でその中でじっとしているのは辛い感じ。(逆に人が来てもびっくりしたりして?!)写真を撮ったのですが・・・。さすがに暗くて何も写らず。
政府は当初、手紙よりもNews letterの配達料を安く設定したそう。情報を広めるという重要な役割を果たすからという理由だったようですが。と、言う訳で。当時の郵便バッグの中味は?というとほとんどがNews
letter。手紙を郵送する人はほとんどいなかったようです。(これ、写真下。ご覧のように。ちょっとわかりにくいですが再現されています。中に入っているのは数枚のNews
letterと手紙が一通だけ)

西部開拓時代は、西に行く人の馬車で、郵便が運ばれた事もあったよう・・・。西と東の郵便ルートはその行程の長さ、辛さもあって、なかなか確立しなかったようですね。でも、「それが商売になるんじゃあないか!」と思う人はいるもので。(起業家だ)
William Rissell,Alexander Major,William Widellの3人は、サンフランシスコーミズーリの間を結ぶ郵便事業”Pony
Express”をスタートさせました。彼等は3ヵ月の準備期間に400頭以上のポニーを買い、150箇所の中継地点を設け、それぞれの中継地点の従業員とポニーの乗り手も雇ったそう。この”Pony
Express”によって、サンフランシスコーNY間は13日間、今までの半分の時間で配達が可能になったそう。(写真下のポスターをご覧ください。”Pony
Express”は近年、映画等にもなっているようです。)

この事業は1861年10月22日にクローズするまで続きました。(段々、技術が発達してきたのが衰退の原因のようですが、)このクローズの2日後、サンフランシスコとワシントンDC間で初めて電報が交されたそうです・・・。
それぞれの街の郵便配達事業は、より一層便利になってきました。しかし、1860年始めまでは、まだ個々の家に郵便が配達されてはいなかったのです。1863年7月1日、Joseph
Briggsという人が北部49の町でCity Free Delivery Serviceを開始しました。でも当初は、配達人には組合がなかったため、過酷な労働条件だったようです。(1年365日休みなし、日曜日さえも通常通り、1日2回の集配があったよう。勤務時間も決まりなしで配達が終わるまでだったとか!今では考えられない勤務形体)
ちなみに、いまや一般的なカタログ販売(通販)ですが、これがいつ頃から始まったかと言うと・・・。1845年くらいだそう。Tiffanyの国内カタログオーダーがこの年にスタートしました。ここには当時のカタログのコピーが展示されていますが、字ばかりの2枚綴り・・・。写真もなければ絵もない・・・。文章から現物を想像して買っていたのでしょうか・・・。チャレンジャーだ、と感心したりして?!
世界の切手コレクションはないの?あります。世界的に有名な1918年の24セント切手(複葉機が上下逆に印刷されたもので検査官の目を逃れ、ワシントンで売られたもの)を始め、日本でお馴染み”見返り美人”や返還前の沖縄の切手等もあります。(私が行った時には、鍵がかかっていて見られなかったのですが・・・残念)通常は見られるようになっていると思います。
ここにはこの他、人力以外でとても活躍した郵便犬”Owney”の剥製(かな〜?とてもリアル。写真右)が展示してあったりもします。郵便をベストに入れ、アジア諸国も行ったとか?!本当〜?どのように宛先まで行きついたのか、その辺の詳細はちょっと疲れて挫折。(ちなみにとても名犬だとして”Owney”の本がギフトショップで売られています。機会がありましたらご覧あれ。そして、私にもその名犬の偉業を教えてください)この犬が着ていたベストには、郵便を運ぶ証明タグがいっぱい。このベスト、きっと重かったに違いない・・・。