印刷局でお札の出来るまでをチェック!!

〜Bureau of Engraving and Printing〜

14th and C Sts.SW Tel (202)874-3019
Tour Time 9:00-14:00週末及び祝日は休み


皆さん、ご存じでしょうが、アメリカの通貨は米ドルです。この通貨、どこで作られ ているか?フィラデルフィア・デンバー・サンフランシスコそしてDCです。DCの印刷局はホワイトハウスやワシントン記念 塔から歩ける距離。ここでお札の出来るまでを見てみましょう。

これが印刷局の外観。14St沿いから見たところです。意外な感じがしませんか?もっ と重厚な建物をイメージしていると、こじんまりしているな、と思うかもしれません 。シーズンオフはこちらからすぐに入場できます。シーズンは入場券を入手しなくて はなりません。(ここでも?・・。そうなんです。DCの名所をシーズンに見るのはな かなか大変なのです。全米、世界中から観光客が押し寄せるのですから。)

中に入ると印刷局についてのビデオを見せられます。ここは1862年8月29日に 4人の女性職員と2人の男性職員でスタートしました。通路にはその当時の写真もあ りますよ。今は1・2・5・10・20・50・100ドル札が印刷されています。 ここは、造幣局(印刷局)というだけあって、ここでは現在、紙幣の印刷はもちろん 、切手やホワイトハウスで開かれるパーティーの招待状なども印刷されます。

ビデオを見た後は内部の見学がスタート。でも、ここは写真撮影禁止。しかも、内部 のツアーと言っても見学用の通路をツラツラと歩くだけ。デジタルカメラを手にした 私も、今回は出番なし、でした。(以下、ここで使用する写真は印刷局のパンフレットにある写真です。ご了承ください。)

まずはエスカレーターに乗って2階へ。ここからもう、インクの匂いが凄い!改めて 「やっぱりここはお札の印刷されている所なんだ〜。」と思います。上に上がってツ ラツラ歩くとまずは眼下の部屋に巨大なタンク!これがインクの入っているタンク。 私が軽く入ってしまうくらい大きいタンクです。その後は歩いて行くと印刷の行程が 上からすべて見学出来るようになっています。



あ、お札の図柄が気になる方のためにアメリカ紙幣の図柄をご紹介しておきましょう 。1ドル紙幣の人物はワシントン、裏面には合衆国の国印と監視する目。2ドル札の 人物はジェファソン、裏面には独立宣言の署名。5ドル札の人物はリンカーン、裏面 の建物はリンカーン記念館。10ドル札の人物はハミルトン、裏面には財務省。20 ドル札の人物はジャクソン、裏にはホワイトハウス。50ドル札はグラント、裏には 国会議事堂。100ドル札はフランクリン、裏面の建物は独立記念館。以上のように なっています。

1時間で8000シートが印刷されす。1シートはお札32枚分。この行程では、 20トンから30トンの圧力がかけられるそうです。その後はインクを乾かすために 2日間をかけます。乾いたシートは検査官のチェック(肉眼でのチェック)を受け、 1シートが半分に裁断されます。この審査官の労働時間を聞いてびっくり!8時間勤 務の中味は30分のランチタイムと合計20分の休憩のみ。後はひたすらお札のチェ ック。ジッと紙を見続けるのは大変そう〜。


この検査を通過すると、お札にシリアルナンバーが入ります。ここまではお札が、ま だ使える状態になっていないという事なんですね。そしてやっと1枚づつに切られま す。それが100枚づつ1束にされ、帯がかけられ、40束が1つに封印されて出荷 されていきます。ここまでの行程が順に歩くとすべて見られるようになっています。ポイントとなる場所にはビデオでの説明付です。(英語)




あ、ところで皆さんはお札の寿命ってどのくらいだと思われますか?説明によれば、 1ドルは1年半、20ドルは4年、100ドル札は9年くらいだそう。これは、長い か、短いか・・・?!1枚のお札を印刷する経費は25セントだそうです。

ところで。今年から50ドル札が新しくなりました。50ドル札のグラントの絵が、 よりわかりやすくなって、顔写真の後ろの細かい線は模写をするのが難しく。このサ イドのコーナーにある50の数字は正面から見ると緑色、でも角度によっては黒に見 えるように。裏側の50の数字はこれまでより、より大きくわかりやすく。

この他に、もっともわかりにくく、偽札を作ろう、なんて悪い事を考える人が困りそ うなポイントが2つ。それは、表側の両サイドの縁どりに細か〜く「Fifty」と入っ ている点と、グラントの洋服の襟の部分に「United States of America」と書かれて いる点。これは細かい!!皆さん、新50ドル札を入手したらチェックしてみてくだ さいね。(この新札についてのより詳細な情報は、印刷局のホームページでご覧くだ さい。)

見学自体はあっと言う間に終わってしまうこの印刷局。ここで一番ゆっくり見られて 楽しいのは、おみやげルームかもしれませんね。ここは撮影可、です。(ちょっと暗 いけれど・・・)まだ切る前の1ドル札のシート(切っても使えないので注意)や記 念コインも売っていますし、その他お札マークのTシャツ(定番?)やお札で折り紙 (笑)の本。結構、面白い物が手に入ります。その他、展示されている物で面白いの が100万ドル分のお札(カットしていない)の束。

そして一番人気が「あなたの身 長は何ドル?」というコーナー?!カットされたお 札(100ドル)の筒とその中にいくら入っているかの表示があって、自分はいくら 分の身長なのかがわかります。真剣に背比べをしている大人が多いのが笑えますが。 一応、私もチャレンジ!!結果は?!1、464、600ドルなり〜。(それにしても何でこんなにムクムクに写っているんでしょうか。おかしいな〜・・・。ブツブツ)

まあ、こういう遊びもちゃんとある印刷局、是非訪ねて見てください。入る時は厳重でも、中にはちゃんと遊びが隠されていますよ。



印刷局のホームページはこちら